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ただ動作すれば、それで良いのか?

 自動車に搭載されている「電子機器」「電子デバイス」は

常に「過酷」な状況に置かれています。

 

振動・温度変化・耐久性

 

それらを高い次元でクリアしたものが自動車に搭載されています。

車載機器として安定動作すれば、他の分野でもほぼ応用可能である とさえ言われており

その時代、持て得る技術を注ぎ込んだ電子機器・電子デバイスは、高い次元でバランスされています。

 

 一例を示します・・・

これは、ジャガーのクライメート(空調)コントロールモジュールです。

 

IMGP5162.JPG

 

コネクター基部が激しく焼損しているのがお分かり頂けると思います。

 

IMGP5164.JPG

 

 

同様の故障を探求しているうち、偶然入手した個体ですが

安易なリード線によるジャンパ修理が施された結果、過電流を遮断できず

コネクター基部まで焼損した例です。

 

 

 

IMGP5163.JPG

 

 

基板裏には、ヒーターポンプ駆動回路のトランジスタを駆動するプリントパターンがあり

※ 一次的な故障はこのパターンの焼損であった

と推測されます。

 

この焼損したプリントパターンをジャンパーすれば機能は回復するのですが

 

※ このプリントパターンはどうしてこの細さなのか?

 

「設計者の意図」を読み取る必要があります。

 

この故障の根本原因は「クーラントポンプのショート」でありましたが

ショートするまでの長い時間に " 要求電流の増加 " が必ず起こります。

つまり、ポンプが働くのに必要な電流がどんどん増加してしまうと言うことです。

こうなると苦しくなるのが、電流を供給しているトランジスタです。

トランジスタにどんどん負担が増加し、最後には破壊に至りますが

この最大値のところで先にプリントパターンが焼き切れて、配線(ワイヤハーネス)を保護します。

 

 

このプリントパターンには、設計者の「意図」が反映されています。

 

 

この要素を理解せず、数倍の断面積を持つリード線で接続するという事は

「万が一」の過電流をシャットできず

基板のコネクターが燃えてしまう二次故障を引き起こしてしまったという事です。

 

正しい答えは・・・

 

プリントパターンの面積に応じた修復を施す 

 

これが、二次故障を防ぐ最大の心配りという結論です。

 

 

一例ではありましたが、車載機器のバランスの高さを物語る上で

よい題材と考えます。

 

 

 

TeeBOXは、設計者が盛り込んだ「意図」を常に理解しながら修復を施しています。

 

事項では、業界唯一と好評を頂いている

基板パターン修復の技術をご紹介致します。